大学入試について、あるいは非認知能力についてヒロユキ先生2024年2月3日読了時間: 1分早慶や旧帝大では、一般入試でも非認知能力を測られます。東大では「あなたの考えを述べよ」という形で、論理的な思考力や判断力、表現力を求められます。知識や技能(計算)では対応できません。早稲田大学2023年度一般選抜の世界史では、中国・三星堆遺跡の縦目仮面の横顔が出題されました。正面の画像は教科書に載っていますが、横顔は資料集にも出てきません。なぜ早稲田は、わざわざ横顔を出題したのでしょうか?それは、入学者の非認知能力を測るためです。教科書にも出てこない縦目仮面の横顔を知っている人物というのは、三星堆遺跡を学んだ後、自分でさらに揚子江文明について調べてみた人物、つまり好奇心をもって学ぶことができる人物です。このように、早慶や旧帝大などの一流大では、様々な工夫を凝らしながら、ペーパーテスト(一般選抜)でも入学希望者の非認知能力を測ろうとしています。それは、「非認知能力の高さ=将来性・伸びしろ」だからです。したがって、子どもの大学入試(あるいはその先の就活)を視野に入れた時に必要になってくるのは、中学受験や塾通いで身に付く知識や技能(計算)ではなく、非認知能力なのです。
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