公立小・中学校こそ、きちんと選ぼうヒロユキ先生2024年1月27日読了時間: 2分私立中学校選びは一生懸命行う方が多いと思いますが、小学校は選ばなくてよいのでしょうか?小学校は近所の公立校で、中学受験は塾に任せておけばよいのでしょうか?結論から申し上げると、中学校選びよりも小学校選びの方が数倍も大事ですし、さらに言うと、保育園・幼稚園選びの方がさらに数段、大事です。年齢が下がれば下がるほど、教育への投資効果は高まるからです。まず申し上げておきたいのは、公立小中学校の教員の質は、ピンキリだということです。学歴だけで教師の能力は判断できませんが、学芸や早稲田のような難関大出身者から、Fラン大出身者までいます。つまりそれは、教室で行われる教育活動の質も、ピンキリとなるということを表しています。小中学生の学力が高い秋田県 には、あまり知られていませんが実は、「教育監」制度というものがあります。授業マイスターに認定された教育監が、頻繁に教員(新人からベテランまで全て!)の授業参観に入り、一般教員を長期的に、そして継続的に指導しています。つまり、教員個人に起因する教育の質の格差を減らす取り組みをしているのです。実は、こうした取り組みが、秋田県の公立学校の高い学力を支えているのです。 では、こうした取り組みのない都道府県で、小学校選びをしないというのは、何を意味するのでしょうか?-そうです。人間性や学力形成に重要な時期の教育環境を、「天に任せる」ことを意味する のです。つまり、小学校選びをしないということは、いわゆるゴールデンエイジの期間をどぶに捨てるに等しいということです。中学受験 の戦いは、塾通いの前から始まっているのです。 ⇒『5歳から始める最高の中学受験』小川大介 青春出版
Comments